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第1話 dele(デレ・・バックオーライ、行きなさい)
 通常、dele dele と連呼するので「出れ、出れ」に聞こえる。
レストランやホテルの 駐車場には、車が盗まれないよう監視してくれて、またバックして出て行く時の誘導を生業とする人達がいる。彼らが車を誘導する時の決り文句がこれで、料金は100コロン(約30円)程度と実に格安。頼めば別料金で洗車もしてくれる大変便利なシステム。この種の仕事の人件費は超安い。

第2話 abogado(アボガド・・弁護士)
 カリフォルニア巻きの中の、緑のトロリとした味わいのアボガドではない。当地では「弁護士が100mおきにいる」と言われているほどの人気職種で、通常、notario (ノタリオ・・公証人) も兼務。
 むやみやたらと複雑化している諸手続きとたくさんの裁判需要に答えて、業務範囲は多岐にわたる。但し、仕事の成果は良くも悪くも依頼人の腕次第。途中のこまめな進捗チェックが必要で、任せて安心という訳にはいかないから大変。

第3話 Los Angeles(ロス・アンヘルス・・あの例の天使達)
 英語では The Angeles。
定冠詞で名詞をがっちり特定しているので、そんじょそこらの一般的な天使ではない。話題性のある限定された天使なのだろう。
 ロス疑惑、ロスへの出張と、男性複数名詞用定冠詞をL.A.代わりに使う日本の効率追求型柔軟性社会はすごい。なお、ロサンジェルスに近いNevada(雪の)州 Las Vegasは「あの例の肥沃な平原」の意味。

第4話 pretexto(プレテクスト・・弁解、言い訳 )
 英語のpretextに相当。excusa(エクスクサ)も同意語だが、こちらは英語のexcuseに相当し、どちらも覚えやすい。
 手を変え品を変え、ためらいもなく、よどみなく出てくる言い訳。次の新しい言い訳のレパートリーを聞くのが楽しみになったら、もうあなたはラテン通。
 言い訳中の彼らの顔はいつも実に真剣そのもの。きっと先のことまで段取りと計画が立てられなくて、やむにやまれず、見え透いたその場限りの言い訳をしているんだと信じたい。

第5話 lucha libre (ルチャ リブレ・・プロレス)
 Luchaは戦いを意味し、libre は英語のfreeに相当。
当地のプロレス興行は毎日曜日の夜、サンホセ中心部場末のBarrio Cuba(キューバ地区)で開催されている。軽妙な空中殺法を織り交ぜたコミカルなもので、入場料は大人600コロン(約200円)子供300コロン(約100円)と信じられない安さ。少ない観客にも関わらず、仮面の若手レスラー達の真摯でひたむきなファイトは深い感動を誘う。
 メキシコの往年の名レスラー Mil Mascaras (ミル マスカラス)は「千の顔を持つ男」と言われたが、このリングネームをスペイン語から英語に直訳するとThousand Masksとなり分かりやすい。

第6話 servidumbre de paso(セルビドゥンブレ デ パソ・・通行権)
 コスタリカ人は海岸で休暇を過ごすのが何よりも大好き。だから海は皆のもので私有はご法度。では、たまたま私有地内に、海岸へ通じる唯一の道が走っていたとしたらどうなるか?これが大問題。「公共の場である海へ向かう道を、何人も閉ざすことがあってはならない」これが基本スタンスだが、リゾートホテルなど防犯上、宿泊客以外の不特定多数の敷地内通行は固くご遠慮願いたいところ。ホテルと地元住民との係争を報じる新聞記事を時折目にする。

第7話 salir(サリール・・・去る、出る、出発する、〜の結果になる)

 風と共にサリール。
お帰りはこちら、出口はsalida(サリダ)。入口はentrada(エントラーダ) だが、当地ではentradaには前菜や頭金の意味もあり。plato fuerte(プラト フエルテ・・・メインディッシュ)のplatoは皿(英語のplateに相当)から転じて料理の一品、fuerteは強くてボリュームあふれる品質形容詞。
 日本で、バーゲン中のsaleの看板を見て「去れ」と感じるようになれば、ラテン化かなり進行中。


第8話 tramite(トラミテ・・手続き)

 忍耐と時間浪費の煩雑な手続き。
要件や必要書類の説明書きからして、ラテンの魔宮の迷路へのいざない。レールに乗せてみて、少し動かして様子を見ながら、仕掛かり中の書類が然るべきところにあるか時折チェック。結果はいつどうでるか神のみぞ知る。
 si Dios quiere(神が望むなら、事情が許せば、うまくいけば)非効率で複雑な手続きと役人の数との相関関係は、世界共通の悩み。でも、雇用を確保して失業率を下げたくないから人数は減らせない。


第9話 sabroso(サブロソ・・おいしい)
  麻雀の三六索待ちではない。
乾季はメロン、スイカ、カシューナッツの果実など、おいしい果物が出回る季節。やたら甘くはないが格安なのがありがたい。甘くて見栄えの良い果物は輸出用で、縁故、訳あり以外はほとんど国内で流通していない。Maranon (マラニョン・・カシューナッツの果実)は一度食べたら病みつきになる甘くてほのかに渋い味。安易な品種改良で、この原始的DNAの宝庫である渋味がなくならないことを祈るばかり。

第10話 desarrollo(デサロジョ・・開発、発展)

 当地の至る所で目にし耳にする言葉。
売り物の自然保護と相反するdesarrolloのため、先立つものの金策に外遊するも政治家たる者の重要な仕事。できれば返済のこ とまで考えて欲しいところだが、先のことは次の政権に任せよう。最後は「貸したおたくの審査も甘かったんじゃないの」で開き直るか。


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