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第11話 pariente(パリエンテ・・親戚、親族、身内)
 週末は、世代を超えて親族一族郎党が一同に集まり、食事を共にしながら固い結束を互いに確認する大事な時間。
個人主義の根っこは、familia(ファミリア・・家族)の強い信頼の絆にしっかり支えられている。なぜか、嫁姑問題をほとんど耳にしないのも不思議。いじめも聞かない。きっと人間関係の分野では遥かに先進国なのだろう。学ぶところ大なり。

第12話 fila(フィラ・・順番などの列)
 同じ意味でcola(コラ・・尻尾)も使われる。銀行、役所、電気電話局、公衆電話、裁判所と長い順番の列はなかなかなくなりそうもない。好き好んで並んでいるので ないのは、車の割り込み運転に反動として表われている。短気にならず、おおらかでゆったりした時の流れに身を任せよう。順番待ちのこの時間は読書に集中できる至福の時。

第13話 animal(アニマル・・動物、鳥獣虫魚)
 英語のanimalが四つ足獣や哺乳動物を指すのに対し、スペイン語のanimalは鳥獣虫魚を広くカバーしていて、このあたり、言葉の守備範囲の広いスペイン語の拡大膨張指向を感じさせる。
 ♪みみず (lombriz) だーって、おけらだーって・・みんなみんな生きているんだanimalなんだー♪

第14話 multa(ムルタ・・罰金)
 似たような意味の言葉でrecargo(レカルゴ・・追徴金)がある。
vencimiento(ベンシミエント・・支払期日)を過ぎるとこれが厳しく課せられるが、もっと困るのは、しばらくして事前予告なしにいきなり電話が通じなくなったり、電気の供給がストップしてしまうこと。
公共料金の請求書に必ずあるvencimientoもしくはvenceの一語だけは決してお見逃しなく。

第15話 ganga(ガンガ・・バーゲン)
 ガンガン安うしまっせー、と聞こえる単語だが、当地では薄利多売の感覚はまだ希薄。また、よくよく注意してみると、年中バーゲンの看板が街中に見られるのは世界共通。ロット販売(まとめ売り)による低価格路線のアメリカ系倉庫型会員制量販店の最近の進出とは無縁のpulperia(プルペリア・・地域密着型零細食料雑貨小売店)は、棲み分け路線で今日も元気だ。

第16話 volver(ボルベール・・戻る、ひっくり返す)
 英語のrevolver(弾倉回転式拳銃)を彷彿させる動詞。
volviendo ahora a nuestro tema (ボルビエンド アオラ ア ヌエストロ テマ・・さあ本題に戻って、閑話休題)と脇道から本論へこちらから戻さないと、圧倒的な単語量でラテンマジックの煙に巻かれてしまう。volver a llamada(ボルベール ア ジャマダ・・コールバックする)も頻繁に耳にする表現だが、なかなか電話は折り返しかかってこないのが普通。こちらからもう一度電話する方がよっぽど早い。

第17話 correo electronico(コレオ エレクトロニコ・・電子メール)

 correo(郵便)と関係するのがcorrer(コレール・・走る)という動詞。 郵便私書箱を中心とする現物デリバリーの時代から、ファックス、そしてEメールへと、当地の郵便通信事情も様変わり中。
 電気電話公社(通称ICE)の子会社 (RACSA) によるインターネット事業の独占は、一般ユーザーに大不評。民営化への道は遠い。


第18話 taller(タジェール・・修理工場、工房、工場内作業場)

 似たような意味でfabrica(ファブリカ)があるが、こちらは生産工場。
使い捨てを戒め、修理できるものはとにかく修理して長く使おうという古き良き伝統は侮り難し。電気製品、空調機器、靴、時計、車、洋服と、町には修理屋が至る所に目に付く。部品や材料代はともかくも修理工賃が安いのは助かる。但し、納期は当てにならない、神のみぞ知る世界。


第19話 huelga(ウエルガ・・ストライキ)
 一昨年の電気電話公社の民営化反対ストライキでは、実に多くの人が迷惑を被った。
フランスでもそうだが、何を血迷ってか、主要道路を閉鎖 (bloqueo) して自己満足的気勢を上げながら、お上や議会からの、なかなか到着しない交渉担当者を待つのがラテン流。バス、タクシーやトラックの運転手など、怒りとあきらめの混じった複雑な表情で、迂回路を探して私有地までも通り抜けてゆくしたたかさはさすが。

第20話 iglesia(イグレシア・・教会)

 Julio Iglesias(フリオ イグレシアス)の意味は、julio(7月) iglesias(複数の教会)で、甘いマスクで歌う恋の伝道師フリオ氏の教会への貢献は大きい。 各町の中心には必ず教会と公園があり、相手に住所を伝える時の重要な目印になっている。週末には、信者の駐車で道が塞がり大混雑となるのがたまに傷。 Ni modo.(ニ モド・・どうにもしようがない)


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